Seoul
*Taebaek
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大型ブラウンにも似た風格。韓国のフライマンは60cmを目標に、晩秋の川に通いつめるのだそう。

ドライの釣りには4番、大物狙いのニンフの釣りには5番ロッドが丁度良いとの話。日本で言う里川的な開けた流れを釣ることが多いので、リ−チのある9ftのロッドが便利なはずです。
冷水性の強いレノック、雪解けがおさまる晩春、川が凍りつくまでの晩秋がベストシ−ズンだそうです。ヤマメに比べると大型になる魚で、僕らの釣行でも30cm台半ばの個体は何匹も見ることができました。小型のうちは表層で活発にドライフライを追いますが、大型になるにつれ水深のある瀬の底に潜むことが多く、ニンフを流しこむ釣りが主体となる模様。激しくファイトする魚ではなく、ティペットは4lbで十分。深いタナを丁寧に探るため、繊細なリグが有効です。

なお、ヤマメについては5月中旬から6月中旬、梅雨前がベストシ−ズンだそうです。
またいつか再訪してこんな大物を狙ってみたいと思います。





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大型のレノックには独特の風格と魅力があります。こちらは李さんが過去に釣った大型レノックの写真。真冬の凍てついた川を陽が溶かし、ユスリカがハッチする時に大物が出ることが多いそうです。(マイナス10度20度も茶飯事な寒冷地、厳冬期の釣行はギャンブルになりますが)

韓国のフライフィッシャ−の数はまだ少ないようですが、北米や日本のFF情報に精通しており、このレノックを含む多彩なタ−ゲットを相手にFFを楽しまれているようです。
ハングル語が話せない外国人旅行者、ガイドさんの存在は不可欠です。李さんはソウル市内でFlyShop、Truttaを営む筋金入りのフライマン、僕らに楽しい釣りをさせようという情熱には圧倒されるものがありました。また、田舎の川辺にはガイドブックに載っていない魅力が一杯。それらを教わり旅を楽しむうえでもガイドさんの存在は大変有難いものでした。

料金は行き先次第ですが僕らの一例としては『二人の宿泊と全ての食事、車での移動、丸二日の熱血ガイディング』に対し、大変リ−ズナブルな5万円程でした。(日本のFF雑誌等、手土産持参で参りましょう!)
韓国への観光旅行情報は簡単に入手できます。ここでは釣り、特にフライフィッシングについての情報をメモ書きしておきます。

ソウルから高速道路で3時間、朝鮮半島の東に、太白(テベック)山地と呼ばれる分水嶺が南北に走っています。渓流のフライフィシングの舞台の多くはこの山地周辺に点在します。

太白山地の東麓には山川魚(サンチョノ)と呼ばれるヤマメが、そして西麓には熱目魚(ヨルモゴ)と呼ばれるレノックが多く住むとされていますが、これはあくまで傾向にすぎず、両者が混生する水域も多数あるようです。
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