海抜1000m。さして標高の高くない場所を流れるこの川。しかしその流れは逞しく、水量も豊か。元気な魚を育んでいました。

川は入渓も遡行も極めて楽。川底もほとんど滑ることがありませんでした。雪解けの5月には濁流となるそうですが、それ以外は通年安定して澄んだ流れとのこと。

近場だからとついつい後回しにしていたこの川、思いのほか美しい流れでした。またいつか機会があれば、この夕方、もう少しのところで釣りそこねた大物に再戦を挑んでみたいと思っています。


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この川でもエルクヘアカディスが大活躍。大抵の魚がこれに出てきました。

虹鱒の魚影は濃く、35cmも3本。一方30cmどまりではありましたが、ブラウンも時折混じりました。
June '05

オーストリア北西端、ドイツとの国境を流れるロイズアッハ。釣行の度に通りかかる地域でありながら、つい素通りしてきた未知の川です。いつもの幹線道路を少しそれ、のどかな田舎道を少し走るとLermoosの町が。少し下った村、Ehrwaldの脇をロイズアッハは流れます。


それにしてもその風景の和やかなること!草原の向うには‘太陽の頂’Sonnenspitze 2,412mの頂上が青空にそびえています。
漁区中程まで釣りあがると辺りはブナの林。苔むした木々が優しく川を包みます。

青い空を背景に見上げる新緑はまるでステンドグラス。爽快な初夏の午後。
しばらく上流へと進むと、川はやや起伏に富んだ地形の中を蛇行しはじめます。いかにも魚の付いて居そうな淵や巻き返しがそこかしこに。なかなか先へ進めません!

場所によっては40cm前後の良型が4、5匹も定位していることもあり、それを狙ってフライを投げるのはドキドキものです。狙い定めたキャスト、完璧に決まったドリフト、よし、今、そこだ!という瞬間、脇から飛びついてくるチビレインボウを何とする?
- Zugspitze
- Mohr Life Resort
国境からしばらくは明るく開けた川原。川底に落ちる影に、少々距離を置いてロングキャスト。うまくフライが流れに乗れば、ススッと魚が浮かんできて・・・
小渓流と思って柔らかな竿で臨んだ僕。思いのほかに強い引きにタジタジと!

元気よく楽しませてくれた一匹目は30cm少々のかわいい虹鱒でした。

漁区はドイツとの国境に始まります。宿でもらった地図を片手にヒノキの森を踏み分けていくと、川の中に国境を示す標識が。そこから上流、川が始まる山中の泉まで、約15kmを釣ることができます。

素晴らしく澄んだ水、明るい川の中には魚の落とす影が時折ゆらめきます。竿二本分と少々長めにとったティペットにまずはカディスを結びます。緩やかな流れにそっとのせると・・・、ヨレの中から、パクリ!