『100mのバッキングを一気に空にされた人もいる』、嘘と決め付けていたそんな話が、あながち嘘でもないことを、開始早々、朝靄を割って跳ねあがった56cmの堂々たるニジが教えてくれたのです!猛烈なリールの逆転に、かけたハムは声も出ず、脇の僕は為す術もなく絶叫!

これをランディングした瞬間、僕らのその後の釣り人生(或いは全人生)の指針と価値観が、確実に一変しました。
オランダって最高! 山が無くて悪いか!? WE LOVE HOLLAND!!
ライセンスの取得はパスポートを提示したうえで以下3つの書類にサインをし、料金(暦年ベース、一年間につき26Euro)を払うのみという気楽なものです。

- Sportvisakte
- NVVS
- INSCHRIJFFORMULIER


さらに有り難い事にこれらはオランダの大部分で共通に使用でき(少なくともOostvoorneのあるZeelandと、別項で触れるドイツのお隣のLimburg地方では有効)、これらさえ携帯していれば、私有地を除くほとんどの水辺で自由に釣りができます。

これらは‘VVV'と標識の出ている観光案内所や郵便局で買うことが出来ます。また釣具店の中にも取り扱いを行っている所があり、地域のレギュレーションに照らして確実なライセンス&情報が入手できるので、できることならこの方法が最もオススメです。

オランダはライン川とマース川という二つの大きな河川が太平洋に流れこむ所。川や河口、海の釣り場は無数にあります。また、ポルダーの合間を網の目のように走る運河や池にもPike、Perch、ZanderやRapfenなどのルアー・フライ対象魚が泳いでいます。
風車とチューリップの国、オランダ。

国土の4分の1は海面下、ポルダーと呼ばれる干拓地。海抜は最も高い所でもわずか321mしかありません。そんな訳で山岳渓流好きの僕らにとっては、正直あまり興味のない国でした。

が、水辺で会うフライフィッシャーとの雑談の中で、‘巨大なニジマスの棲むオランダの汽水湖’の事が度々話題に昇るようになりました。止水は退屈、というイメージは一旦脇へどけておき
一度お手合せ願うほかないようです。

'02年初夏、そこを何度か釣ったことがある友人の案内で、遅れ馳せながらオランダ戦線に初陣を果たす事になりました。鱒釣りのまた新たな泥沼に堕ちることになるとも知らず・・。