さまざまな青が織りなすモルディブの空と海。色とりどりの魚達。マイナス30℃をうかがうモスクワの冬を離れ、いい休暇となりました。
- YouTube動画
5歳児連れでの初モルディブ、船酔いやら日射やら、不安もありましたが、トラブルなく、楽しく過ごさせてもらえました。
GTゲ−ムや無人島クル−ズ、一連のアクティビティ含めての現地総費用は$2,200。リゾ−トホテルならせいぜい2泊の宿代ですが、一般島の庶民ライフで満足できる僕らの場合、7泊8日、みっちり楽しませてもらえました。
今回はフライでGTを捕る機会には恵まれませんでしたが、1,200もの島からなるモルディブ、可能性は十分にあります。しっかり調査をしたうえで、また帰ってきたいと思います。
- Back
いやもうとにかく入れ食い。みいちゃん大満足。
翌日は、宿のオプションツア−でファミリ−フィッシング。撒き餌で寄せたグルクン釣りにゲ−ム性なんてものはありませんが・・・
それをできれば風上から、欲を言えば潮の当たる面を、次々に移動しながらポジション取りしてゆく。そのためにはフィ−ルドの知識を持ち、操船の手間を厭わない熱意が必要です。Vaku船長(と手下たち)は僕の期待に見事に応えててくれました。氷締めしたスイカも、気が利いてるじゃない!
GT釣りで最も重要なのは投げ続けること。とはいえ同じポイントを叩き続けることにさほどの意味はありません。勿論、ルア−を替え、攻め方を変える。ポッパ−で誘ってペンシルで喰わすといった技法もないわけではありませんが、よほど特別なポイントでない限り、次々にフレッシュなポイントを打っていくほうが遥かに効率的なのです。
午後はChilifushi島という無人島に上陸して、シュノ−ケリング。
10s前後の小型ばかりでしたが、GTを6本、イソマグロを2本、バラフエや根魚少々。大いに満足できる釣りでした。キャプテンの力量信じず値切ってすみませんでした!失礼を平に陳謝したうえで$450、ご笑納頂きました。
失礼しました。結論、ちゃんとした船長でした。ポイントの引き出しの多さもさることながら、なにより良かったのは操船感覚。遠すぎず、近すぎず、極力風をフォロ−に合わせ、理想的ポジションに舟を着ける。ダラダラ長居せず、スロ−に舟を流し、常にフレッシュなポイントを釣らせてくれる。判ってるじゃないVaku船長!それよ、プロに期待するのはそれなのよ!
思案の末、浜で会った兄さんにもらった番号に電話。『モルディブ一番のGTガイド』との触れ込みは話半分としても、先日のHassanのような素人ではないでしょう。
Vaku船長、翌日もOKとのお答え。お代は$450、GTゲ−ムとしては相場価格。が、技量知れない相手のこと、一声値切ってみると$300でOKとのお答え。いや、ええの?(失礼ですが、ちゃんとした船長?)
最もヒット率が高いのはリ−フエッジ。珊瑚礁が急激に落ち込むドロップオフの深みから大型魚は突き上げてきます。そこに直接ルア−を撃ち込むのも勿論良い手です。
が、より効果的なのは浅場で追われた小魚が大慌てでリ−フの外に飛び出してくる場面を演出してやること。それにはエッジよりさらに20m程リ−フ内側まで遠投し、水を散らかしながらの高速リトリ−ブ、そしてエッジでのストップと一呼吸置いてからの喰わせのアクション。これなんです!
この島最高の快適空間は宿の前の森。日陰の少ない椰子の木と違い、気根の発達した熱帯の樹木が茂り、涼しい海風が吹き込んできます。
さて、明日をどうしたものか?500mほど沖には白波砕けるリ−フが見えて、そこまで行ければトレバリ−を釣る確率は高い。しかし正午過ぎに満潮を迎える今の潮回りでは、上げの強さ次第では遠泳の覚悟が必要。扶養家族二名を抱える父として、あまり無茶はいかんでしょう・・・
確かに釣れる。際限なく。ただしやはり小さい。20cm前後の小物揃い。慎重に目を凝らせば時折、50p程のカスミの姿が見え、可能性は十分。しかしこの日は潮位が高く、サンゴの上に立たねばキャスティングはおろか、視界も得られない状況。ますます高くなる潮位に、最後は泳いで帰る始末。自力開拓、楽じゃねえ!
宿の目の前の浜、砂底にほどよく珊瑚の根が点在し、期待のもてそうな様子。フラットブ−ツを履いて、ウェ−ディング開始。
第一回釣行 - 3