僕らの愛してやまない、筒賀の大銀杏。
毎年11月も半ばを迎える頃、樹齢1100年と伝承されるこの巨大な銀杏は黄金の輝きで筒賀の里を照らします。
中国山地の奥深くには、いくつもの湖が点在しています。サツキマスの夢を追うか、きままにカヌーを浮かべるか。
中国山地の山間部では昔から神楽が盛んでした。今でも季節の節目、特に秋の収穫にあたっては舞台が催され、五穀豊穣を感謝して舞が奉納されます。伝統を後世に受け継ぐ有志、地元の方々のご努力に感謝。
一方こちらがその島根県側、中の甲と呼ばれる一帯です。戦中戦後周辺の林が炭に焼かれた際にも、道中難路であったことが幸いし比較的手付かずのままに残されました。
ブナの古木、その一つ一つに神が宿ります。
頂上から見た西中国山地。
夜明け前に出発、山頂で日の出を。峰の北、島根県側には濃い霧が立ち込めて不思議なコントラストを楽しませてくれました。
三段峡の滞在には、牛小屋高原キャンプ場がおすすめ。広葉樹の森の中にキャビンが並び、日中も涼やかな木漏れ日の中に休ませてもらえます。
ここから恐羅漢山頂までは一時間半ほどの
距離。山歩きのベースとしても最高です。
安芸太田の見所を紹介したサイトはコチラに。
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この渓谷の水源を成すは広島県最高峰、恐羅漢(おそらかん)。冬にはスキー客で、春から初夏には山菜とり、秋は紅葉ハイキングにと一年を通して我々を楽しませてくれる名峰です。
南斜面には登山道が整備されており、ブナやミズナラの森を抜け、海抜1346mの頂上まで気軽な登山を楽しめます。
その遊歩道も途切れる絶壁区間では、小舟を頼んで川面をゆく楽しみも。
合図には棒を引っぱる、ってのがなんとも粋じゃないですか。
下界がうだるような暑さの真夏日にも、こちらは爽快そのもの。市内から車で一時間半の水遊び天国です。
散策路も終わるその先では、原始の渓谷がさらに奥深くへと僕らを誘います。青い滝壺、巨大な岩、ダイナミックというほかない、実に魅力的な渓世界。
放流のない源流のこと、魚影は濃いとは言えません。しかし滝を超えてゆく度に展開される新たな景色には尽きせぬ愉しみがあります。
広島と島根の県境に位置する山県郡安芸太田町。中国山地の分水嶺たる雄大な山塊の足元に、この美しい渓谷、三段峡を訪ねることができます。
ここを流れる主要河川、柴木川の流程には黒淵、二段の滝、三段の滝といった名勝が連なり、川を見下ろす崖のふちには遊歩道が用意されています。
三段峡と恐羅漢