長梅雨であった今夏、7月初旬に至るまでチャンスは何度も訪れ、70upを7本捕ることができました。平日、仕事を終えた後でも釣りが楽しめる、夏の夜の夢。
小粒でも美味なこの魚を追って大型シ−バスが川に乗り込んでくる晩春。アピ−ルの弱いフライでもルア−に遜色ない釣果を出せるのがこの時期の魅力。

80cm超えは2本しか捕れませんでしたが、70p超えは8本。釣行二回に一回は70up拿捕というペ−スはフライでのシ−バスゲ−ムとしては上出来でしょう。
これは5月末、稚鮎パタ後期に獲った85p。来年も90センチ、そしてメ−トルの夢を追って通いこんでみたいと思います。




- チヌゲーム総括



年の瀬、最後の一本も大台には届かぬ78p。釣ったルア−もBigBaitでなかったのが不満ではありますが、体高のある太い魚に感謝して釣りおさめとしました。
2020年シ−バスゲ−ム、通算49日出撃でキャッチ59本。秋から冬にかけてのカキイレ時が不調であったことが響きましたが、日本復帰一年目の戦果として満足することとします。
秋、夜風が涼しくなるとランカ−ハンティングは天王山を迎えます。川に入るベイトを捕食する大型個体が橋の明暗につき、ベイトを水柱あげ丸呑みにする迫力のシ−ンが見られる時期です。
見えますでしょうか、堰堤に溜まった稚鮎の群れ。厳冬期を海で過ごした稚魚たちは水温が10度を超えるころ一斉に川を遡ります。

目の細かいネットでひと掬い、写真にポインタ−を当ててみてください。
そんな不調の今秋、記憶に残ったのはこちらの巨大エイ(ツバクロエイ)。強烈なトルクに心折れかけましたが、高価なフライラインを失うのも悔しく、根性で水揚げを果たしました。
5月半ばになると、体長3-4pほどの白銀の魚が汽水域に大挙押し寄せてきます。地方名、ハク、と呼ばれるボラの稚魚。これに付いたシ−バスはいよいよ偏食傾向を強めます。
多彩なベイトのなかで最も重要なのはコノシロ。サイズが大きいため栄養価が高く、泳ぎも遅く捕食しやすいことが、大型シ−バスを引き付けるのでしょう。

しかし今年はコノシロの動きが不明瞭、その群れの移動を補足できず、イワシを軸にしたゲ−ムを強いられました。例年なら80upが連発する時期ですが、今年は70台に留まり、一本も大台に乗せることができませんでした。
ハク付きの魚を釣るには、まずフライサイズを小さくすること。流れが速い、または複雑にヨレた所を釣ること。そしてフライを沈めすぎず、水面下ギリギリを流すことがカギとなります。

小さなフライを捕食するため大きな魚がわざわざ水面まで出るものか?と思われるでしょう。実際、そう簡単に出てはくれません。しかし水中沈めたフライではじっくり観察され、結果口を使ってくれないことが多い。むしろ水面直下を流し、好奇心で誘い、観察する時間を与えず口を使わせるほうが成功確率は高いと思います。
季節が進み水辺が新緑に染まると、ベイトも成長して大きくなる、と普通そう思われることでしょう。ところがそうでもないのです。

稚鮎は初期に遡上する群れが大粒で、後続のほうが小粒。夜間や、捕食に熱くなった個体ならある程度のサイズ違いは大目に見てくれるものですが、日中流れの緩いところに定位した個体に口を使わせるにはサイズを合わせることが鉄則。季節が進むにつれてむしろ、小さなフライの出番が増えてゆきます。
シ−バスゲ−ム総括

まずは身近なビッグゲ−ム、シ−バス。今年は春の雨が多く、稚鮎遡上が活発。これについたシ−バスの群れをうまく補足し、夢のような釣りを堪能できました。
ロシアの首都、モスクワは世界屈指の大都会。周囲に山はなく、従い鱒の住む渓流もなし。海までは最短千キロ、気軽に出かけられる距離じゃありません。広大な国土に魅惑的な原野を有するロシアとはいえ、釣りに行くたび飛行機に乗らねばならない環境はストレスの溜まるものでした。

その反動で狂人の如く釣行に明け暮れるかと我ながら不安抱えて開幕した帰国初年度でしたが、生活復旧の雑務やら家庭の事情、また僕自身成長したのでしょう、思いのほか節度あるペ−ス、100日足らずの釣行に留まりました。
帰ってきました。丸四年のロシア駐在から戻った2020年の日本。折しもコロナウィルスが猛威をふるい、海外は勿論、国内旅行も制限される一年になりましたが、幸いにも釣り物に恵まれた広島。懐かしいフィ−ルド、新しいメソッド、四季折々の釣りを楽しむ2020年とすることができました。

'20 Journal