全くいない、わけではありません。港湾部には群泳する姿が見えますし、川筋の釣りでも下げがピ−クを過ぎて水深が浅くなる頃、10分、15分といった短い時間、コロシロが落ちてゆくこともありました。

ゲンキンなものでBigBaitが効くのは、コノシロが通過するその僅かな時間だけ。一本のヒットが貴重です。
川に入るコノシロが減ったのか、それとも季節の移動パタ−ンが変わっただけなのか、釣り人の噂話と妄想に駆られ、この時期狙わない流域を敢えて探索もしてみましたが、謎の解明には至らず。来秋に再度向き合わねばならない大きな課題です。
増水ならば増水なりの釣りを。平年であれば水温が上がり過ぎ、河川からシ−バスの姿は消えてしまう盛夏8月ですが、水温が低く推移した今年は思いのほか良い釣りができました。今年初となるランカ−、80upの美しい魚を、トップウォ−タ−でキャッチ!
6月、梅雨になると市内河川に生命感は満ち、濁り水のデイゲ−ムが楽しめました。

会社脇を流れる猿猴川は例年この時期イナッコが多く、それを追い詰めてボイルするシ−バスが多数。ベイトサイズをシビアに見切られることが多くキャッチ数は伸びませんでしたが、来季改めて研究してみたいテ−マです。
深夜の市内ランカ−狙いも降雨の乏しさの影響か、昨年同様に低調。イワシについた70cmクラスはまずまず獲れたのですが、コノシロを飽食する大型の気配は薄く、いまひとつ盛り上がりに欠ける秋の陣となりました。
2021年シ−バスゲ−ム、通算47日出撃でキャッチ61本。49出撃59本であった前年2020年とほぼ同等の戦績。一方例年30%を超えていた70upの比率が今年は21%と、サイズ的に低調に終わったシ−ズンでした。

90up、そして夢のメ−タ−オ−バ−を目指し、来年もまた!



- チヌゲーム総括
増水影響は9月に及び、フライでも70強。
今年も稚鮎はしっかり遡上、それを狙う鵜や鷺は集まり、饗宴の気配は濃厚なのですが、肝心のお客様、シ−バスが不在。水量も潮も文句のない状況に気合十分出撃してみても、反応得られず終わる日が連続。かろうじてヒットしても50台半ばの若魚。気候変動のせいなのか?経過観察が必要な事態です。
接近してフライで仕留める大物の釣りは空振りの連続。10月も全く雨が降らず、気配は遠のく一方。

宵闇に紛れなんとか獲った一本、ここぞとばかり試みた自撮りもこんな仕上がり(笑)
昨年は不調でセイゴしか釣れなかった、家から5分の近所河川。今年は渋いながら、60〜70pクラスの中型が混じり、期待感を伴う夕涼みを楽しませてくれました。

山から流されてきたか?市街地と油断している川岸にマムシを見つけたときはキモが冷えましたが。
本来ならここからが、落ち鮎パタ−ン秋祭り。
しかし、台風来ない。全く来てくれない!

風向き次第で吹き寄せられるイワシ、それを追って川に入ってきた魚を拾う釣りはできたのですが。
昨年同様、台風の多い夏でした。本来ならピ−カン青空が続き、サイトチヌが満喫できるはずの盆休み。それがまた、連日連夜のどしゃ降り。こちらは上のシ−バスを釣った近所のポイント、ポインタ−を当てて平水時の様子と比べて見てください (;゚Д゚)
今年最初の納得の一本、75pが獲れたのは6月も末、梅雨の増水パタ−ン。濁流が落ち着いてくるタイミングに合わせ、平日も厭わず深夜釣行を繰り返した結果です。
シ−バスゲ−ム総括

通年狙える好敵手、広島市内、自宅近辺のフィ−ルドも多いシ−バスの釣りは僕の釣り生活の基盤とも言えるものです。

前年は春から初夏にかけての稚鮎付きパタ−ンが好調。痛快な釣りを経験できたのですが?
釣行回数は前年に比べ三割増しの129回。大きく増えたのは近場開拓の進んだチヌ、春の夜に狙うメバル、初夏のロマン、本流のサツキマスの釣りでした。一方渓流の鱒釣り、ダム湖のバス狙いは一度も出ず。夏のお楽しみ、土佐湾のシイラ釣りも海流の影響か、魚影希薄で中止になってしまったのが実に残念です。秋から冬にかけての青物狙いカヤックゲ−ムは昨年以上に通いこみ(結果伴わないながらも)知見を蓄積。総じて満足のいく、2021年となりました。
前年に続きコロナ下での暮らしとなった2021年。釣行範囲はほぼ全て瀬戸内海に限定されましたが、そこはまだ帰国二年目のこと。遠くのマボロシに惑わされず、足元を深く掘る、近場探求を楽しむ、有意義なシ−ズンとなりました。

最も印象に残ったのはコチラのブリ、カヤックから獲った一本です。が、まずこのペ−ジでは僕のライフワ−ク、シ−バスとチヌを中心に、一年を振り返ってみます。

'21 Journal