2022年は33回の釣行の結果、合計122枚をキャッチ。10枚を超える大釣りをした日も4日、平均キャッチ数としても過去最高レベル。雨が少なくシ−バスゲ−ムに苦戦したことの裏返しではありますが、帳尻を合わすことはできたシ−ズンと言えます。
台風増水のシ−バス狙い、大きなストリ−マにガツンと喰ってきたのは、ほぼ歳無しの49p!
掛けた瞬間大物とわかる大きな魚影、強い引き!大事に寄せて獲った魚は、なんと46cm、自己ベストのキビレ!

体高は伸びるも全長は大きくならないキビレとしては稀に見るトロフィ−!
9月も後半になると日照時間が短くなり、釣りができる時間は減ってきます。培ったサイティング能力をフル活用して臨む、テクニカルな秋。
都市部、人家の近くでアツいゲ−ムを楽しませてくれる好敵手、その新しいフィ−ルドと攻め方をこれからも探っていきたいと思います。




- 渓流の釣り
日中に上げてくる潮は焼けた砂に温められて30度を超える暖かさ。それを嫌がるふうでもなく、良型のチヌは積極的に反応、強いファイトで楽しませてくれます。温暖化の今の時代、有難いタ−ゲット。
果たしてこの狙いは見事に当たり、河口部に勝るとも劣らぬ好フィ−ルドを発見できました。遡上してくる魚の数としては上流へゆくほど下がりますが、水質がクリアであるため目視しやすく、ゲ−ム性の高い釣りを楽しめます。会心の誘いで喰わせた歳無し50p!
10月、爽やかな秋晴れの日。
手前にはチヌの魚影、ご覧頂けますでしょうか?



しかしご注意!水温が20度を下回ってくると、夏の間姿を消していたアカエイの姿が戻ってきます。しかも、夥しい数の群れとなって(-_-;)

誤って踏んでしまわないよう、透明度の高い川、よく晴れた日に限定しての出撃となります。
このフィ−ルド、嬉しい最初の一枚はまさかのキビレ。普通泥底を好む魚ですが、ある程度混生しているのでしょう。ただ、その後釣れた魚は全て本チヌ。サイズ的にも広島よりも一回り小さい、30〜35pが大半を占めました。
濁りやすい近所の川の最河口部ではサイティングの距離が限定されるものの、魚からもこちら釣り人が視認しにくく、かなりの接近戦でもゲ−ムが成立します。5m程の至近距離、竿二本分で喰わせるテイリング撃ちは格別の緊張感。
お盆の増水でしっかり淡水浴もできたのか、この頃になると寄生虫も見られなくなりました。チヌの健康には悪影響は限定的なのでしょうが、寄生虫を見ずにすむのは釣り人の気分的に良いものです。
9月、近所の川へ自転車で出撃。釣り終える上流堰の脇に自転車を停めておけば、下流部の泥底で汚れたシュ−ズやズボンもキレイに洗って仕事を終えられるという寸法です。
好天続きはチヌ釣りにとっては好条件であるものの、厄介な問題も発生します。雨の増水がキレイに洗い流してくれるはずの藻が堆積し、フライに一投ごと絡んでくるのです。

そんな時は極力藻の少ない浅場に陣取り、近くを通過する魚に的を絞り、ウエイトの軽いフライをそっとキャスト。魚が30p位まで近寄った頃合いを見計らい、軽く誘いを入れる、普段にも増して繊細な釣り方が必要とされました。
過去には型が落ちる傾向にあった8月お盆明けの釣りですが、今年は半数以上が40up、45以上の良型も多数混じり、充実の夏!



動画もコチラに。
7月、雨は降らないものの、ここぞという潮で曇天に見舞われることが多く、(他の釣りが忙しかったこともあり)サイトの釣りに出る機会はありませんでした。

一方ワ−ムを投げて底をズル引く夕涼みチニングは、日中のポイント学習を踏まえ勝算あり。足場がよく、技術不要とあってファミリ−で楽しめるお手軽ゲ−ム。
お盆後半にずっしり降った台風くずれの大雨、それが明けて以降の8月後半は活は最高潮、痛快な釣りを楽しみました。
盛夏8月、安定した夏空に恵まれ、サイトゲ−ムのハイシ−ズンを迎えました。今年は依然から気になっていた呉の川の開拓に出撃。白い砂底のおかげで水質はきわめてクリア。広島のフィ−ルドに比べると密度は低い様子でしたが、視認容易なこの環境では退屈することもありません。
空梅雨、晴天に恵まれた6月は数、型ともに恵まれた痛快なサイトゲ−ムを堪能しました。

ひとつ気になったのはチヌに付く寄生虫が多いこと。(写真にポインタ−を当ててご覧下さい) 淡水に入ると落ちる虫であるらしく、それを目的にチヌ達は川の上流部まで入りこんでくるのでしょう。
潮と天候がうまく合わず、今年のサイトチヌ始動はGW明け、5月8日という遅さ。日中の陽射しは既に初夏の気配、まずは家の近所の河川に出かけてみました。

昨年迄は最下流、河口部だけで釣っていたこの川ですが、中流域にはキレイな砂浜、サイトしやすそうな区間が目につきます。今年はそちらも攻めてみようという計画です。
初物は4月、稚鮎を追って遡上してきた個体群。シ−バスを狙って流したフロ−ティングミノ−にヒットしました。既述の通り今春の稚鮎の遡上量は乏しくシ−バスの釣りは寂しい限りでしたが、チヌに慰めてもらった今春でした。
チヌゲ−ム総括

温暖化と貧雨で低調を極めたシ−バス、なれば温水を好み、好天を吉とするチヌに精進するのが賢明というもの。

昨年に続き、今年も新たなフィ−ルド開拓が進み、2022年、チヌに関しては過去最高のシ−ズンとなりました。

'22 Journal