夕方には小樽に戻って町歩き。レトロな町並みにオルゴ−ルがよく似合います。
仁伏の浜、屈斜路湖に沈む夕日。

うまく投げれば届くかという沖目に、怪しいライズがポツリ、ポツリ・・・
オススメ頂いた温泉、仁伏の湯。正式には『弟子屈営林署仁伏保養所』といいます。

広い湯船の底一面には玉砂利が厚く敷き詰められ、歩くと足の裏で心地よい音を響かせます。かけ流しの天然温泉は毎分ドラム缶6本分、卒倒しそうな贅沢!湯船はひとつきり。家族やグル−プ単位で貸切にしてもらえます。建物は古いですが、そのひなびた情緒が理解できる向きにはオススメの宿です!
この日の宿は中富良野。テラスでジンギスカンをおいしく頂きながらも、ふと一抹の戸惑いがよぎる瞬間があるのは否めません。

遠くには日高連峰。欧州で見たような、牧歌的な雰囲気を楽しませてもらいました。
川に入ってまだ一晩の魚でしょう。
海ジラミをつけたキレイな体でした。
友人O田さん宅にて海産物づくしの歓待にあずかりました。有難うございますO田さん・・・はともかくとして奥様!

しかし写真右上、この中年男のハ−トが疼くほどカワイイ猫です。そのお行儀の良さがまた僕好みで・・・。
お盆の人出も一段落、ゆっくりと見てまわることができました。
ここも実に七年振り。しかも前回はお約束の霧がひどく、湖面すら見えないほどでした。

今回はまずまずの視界。雲の切れ間から射す午後の光が、湖のなかほどに浮かぶカムイッシュの島を時折照らしてゆきます。
朝の釣りを終えて、標津町へ引き返します。町外れにたつ北方領土館を見学しました。

折りしも根室沖で銃撃・拿捕事件があった直後。水産資源管理というロシア側の主張はわかりますが、日本から渡った開拓者の苦難の歴史、そしてその地に根を下ろした人々のささやかな暮らしぶりを資料に拝見するほどに、実に複雑な思いがします。
8月22日、忠類川へカラフトマス釣りに。

例年なら既にかなりの遡上が見込まれる時期ですが、今年は海水温が高い関係から接岸が半月ほども遅れているとのこと。

おかげで釣り人の姿はまばら。確かに魚影も少ないのですが、まあ探してゆけば何とかなるもの。何よりこの爽快な夏空の下、遠くに知床連山を望みながら川に立てるのはそれ自体最高の贅沢です。
日が暮れてゆきます。

もう舞鶴まではそう遠くない距離。
本州の熱気が思い出されます。




- 夏の北海道 - 帰り道編
なんとなく、また寄ってしまいました、
あさひやま動物園。
翌日は終日海の上。

新潟の沖あたりで同型船と汽笛を交わしてすれ違いました。
阿寒湖の脇を抜け、道央方面へ。途中立ち寄ったのはこれも懐かしい足寄の町。道の駅で買える特産品のチ−ズ、ビ−フジャ−キ−は絶品です。

ここでも化石博物館へ。かつてこの地域に生息していた巨大草食獣、アショロアの勇姿!
Fishy Trips
'06 夏の北海道 - 後編
翌朝、斜里川の上流にサクラマスの遡上が見られる滝があるとのこと。鱒やのご主人殿のオススメで出かけてみました。

すると、おおう!いるいる、かなりの数のサクラマスが、落差2mもある滝を越えようと頑張っています。地方交付金で巨大遊園地作った後のオツリで魚道整備してやれよ、というのは過保護な失言でしたねスミマセン。
海を離れて一路西。中標津を抜け、本日のお宿、『鱒や』がある弟子屈に到着。

まだまだ夏の日は高く、かといって釧路川を本格的に釣るほどの気合もありません。ということで宿の奥様のオススメコ−スをドライブ、摩周湖へ。