グイッと現実に引き戻されました。
(しかしどう使用するの?)
断崖のふちから見下ろす噴火口は圧倒的迫力!一帯に立ち込める硫黄の匂いが、どこか地球とは違う異世界に来たような不思議な感覚を楽しませてくれます。
知る人ぞ知る観光名所(?)、白川の駅にも立ち寄ってみました。一昔前のペンションを思わせる駅舎が、阿蘇の高原というシチュエ−ションによく似合います。
別府から九重の山並みを抜け、湯布院へ。
由布岳が青空に映えます。
大分県、豊後高田に立ち寄りました。
昭和の街並みがそのままに保存され、駄菓子屋や茶店が散らばる商店街を歩くのはなんともいえない懐かしさです。
熊本ではまず、阿蘇の山裾に白川水源を訪ねました。阿蘇に降る雨は石灰岩の土壌に濾過され、良質な地下水となって随所に湧き出し、外輪山を潤す川となります。なかでもここ、南阿蘇の白川は大ヤマメを育むことでも知られています。
山香温泉 風の郷、古い民家風のお宿、部屋のまんなかにはもちろん囲炉裏。
で、この魚はもしや、タ−ポン?
大分から周防灘に突き出す国東半島は古寺古仏巡礼が楽しい土地。まずは国宝の大堂を持つ富貴寺を訪ねました。
嗚呼、これぞ昭和ではありませんか!
何といってもこの、『ひっくり返して下さい』と言わんばかりの手頃なチャブ台!これひとつで家長たる威厳が保たれた愛しき日々よ・・・
五月連休は快晴のスタ−ト。今回は僕に
とっては久しぶり、九州旅行。
早朝広島を出発、二時間ほどで下関。
船が往来する関門海峡を眺めます。
阿蘇九重ではこの水を生かして、地ビ−ルの生産も盛んなようです。独特の苦味と甘みが絶妙でした!
五月の九州 2へ
草千里を抜けて阿蘇の主峰、中岳へ。
毎秒一トンの水が湧き出すという源泉。通年14度を保つという透き通った水は泉の底をまるで沸騰しているかのように揺らし、白い砂が軽やかに舞いおどっていました。こんな水と共に暮らせるなら、どんなにか幸せでしょう!

'07 五月の九州 - 1
次に出向いたのは熊野磨崖仏。
岩壁に掘られた仏様のいでたちは都のそれのような洗練がなく、その大胆な抑揚が古の九州を象徴しているようにも感じられます。
履きもの屋さんの番犬は、ゆきちゃんというそうです。その安らかな寝顔、その白い手足、そしてピンと張りつめたヒモ・・・。昭和のぬくもりを具現化したような、癒し番犬です。