水温は15c、阿寒湖よりも確かに低め。正午すぎ、日射しが降り注ぐなかモンカゲがハッチを始めました。
そうこうするうちにライズ、ライズ、ライズ、捕れたのは小物ばかりでしたが、ひとしきり楽しい時間を過ごさせてくれました。
高い標高にあるヒョウタン沼は、日中がむしろ良く釣れるとの話。様子を見にでかけてみました。
今回の阿寒湖旅行、新たな発見はこちらのパン屋さん、Pan de Pan。焼き上がりの時間が10時頃、というのが釣り人にはやや不便ですが、実においしいパンとスイーツの数々。
写真にポインターを当てて、ご当地メニュー(?)をご確認ください。
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この日も快晴。ペンケトー、パンケトーを
一望にできる高台、双湖台までドライブ。
丁寧にリリース。結局この一匹だけでしたが、納得の朝となりました。
堂々たるボディは実に65cm。ハムにとってはオランダの汽水湖、OVで2003年夏に記録した自己ベスト、66cmに迫る良型です。
思えばハムのRedingtonWayfarer905、その頃からずっと現役で、数々の思い出を残してくれています。
大水槽には群泳するアメマス達の姿。
観光シーズンが終わる晩秋には、また湖に返してくれるとのこと。それまでの観光客サービス、よろしく頼む!
ともかく夜は飲み歩き。
道端ですれ違った野良犬、と思ったら狐。
そのうち捕れたのは一匹だけ。ナブラの正体はやはりアメマスであったものの、彼らの追っているベイトはモンカゲではない様子。謎を残したまま、歯切れの悪い納竿となりました。
どうやらその理由はこちら。熊の目撃が相次いだ今年の阿寒。この日も大島前で子連れの熊が見かけられたそうで、ボッケ方面への遊歩道は厳戒態勢。町役場からは警戒の告知アナウンスが終日響いておりました。
・・・なるほど。
四日目。
この朝も、なんとか頑張って5時起床。ボッケに立ち込んでしばらく、ついにハムの竿が大きく曲がる時が訪れました。重量感のあるファイトは大物アメマスか!?
夕方、小島前に立ちこんだ僕らは衝撃的光景を目にしました。アメマスと思しき魚達、それも5匹や6匹ではない、数十匹という魚達が表層で騒いでいるのです。まるで海のナブラさながらに展開する饗宴は、キャスティングレンジには僅かに遠い位置で展開され、船のない僕らにはもどかしい限り。
結局4時間近く頑張って、僕にもハムにも二度アタリがあったのみ。
釣りが渋いなら、一般観光客として楽しむほかありません。
一般人にとっては、阿寒湖といえば遊覧船。その歴史は古く、昭和初期には既に湯治客や観光客が訪れていたそうです。写真にポインターを当てて昭和30年頃の様子をご覧ください。
絶好のコンディション、散発的ライズは見られるものの、結局アタリはなし。なんも無し。4時から7時まで辛抱して、な〜んにも無しとは、さすがに辛い!
唯一の成果は波間に漂っていたクワガタのメス。これを掬いあげたハムが岸辺まで送り届けたところ、なんという偶然か!そこにはイケメンのオスクワガタが!漂うロマンスの予感・・・ さ、あとはお若い二人にまかせて、失礼しま〜す!
三日目。
前日のアメマスの感触にそそのかされて、壮絶な早起きなんと4時。
北からの微風を受けるボッケ前に立ち込むのは、僕ら二人だけ。この時期のボッケを占有とはこれいかに!?
心臓に悪いファイトの果て、視界に入ってきた魚は、、、なんと、ニジマス!?
しかもかなりの大きさ。ネットで捕るのはキビシイ!結局岸まで曳航し、浅瀬に横たえることができました。

'11 初夏の阿寒湖 - 中編
遊覧船の立ち寄る湖北のチュウルイ島では
マリモの姿を見ることができます。
宿に戻って遅い朝食、そのまま爆睡、、、
これは太る・・・。
昼過ぎに起きると外は快晴。阿寒川ならともかく、湖ではとても釣れそうもありません。とりあえず温泉街を散歩。以前から気になっていた例のモノと記念撮影。