乗り継ぎの羽田からは富士山の姿が。
秋の気配迫る北海道をよそに、本州は
まだしばらく夏の中です。
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荷物をまとめて中標津空港へ。
北海道の野生動物撮影をライフワ−クにされている太田達也さんの写真集 『キミに会いたかった』 をお土産に買って、帰途に。
ホントは、クロに会いたかった・・・
こちらは大型のメス。フライト前、わずか半日の釣りではありましたが、雨が誘発したフレッシュランのおかげで痛快な釣りを楽しませてもらえました。忠類川、今年も楽しい時間をありがとう!
こちらも、立派な雄鮭。
僕はダブルハンドにて。
狭い川幅は本来シングルで十分。釣り味も断然シングルの方が楽しいのですが、リ−チの長さがナチュラルドリフトの助けとなる一面はあります。
中標津に戻って、祝杯。
そしてまたしてもラッキ−なことに、この日は夕方から、ずっしりと雨。
やや上流に引き返し、釣り始めてしばらく。カラフトマスに混じって、ついに本命、サケがかかりました。まずは小振りなメスでしたが、本命の顔を見ることができて一安心。
この週末は『感謝祭』と題し、忠類橋から下の下流部を特別開放。この区間に入るのは僕らも初めてのことです。
橋から下に歩くと10分少々で川は海に流れこみます。ただ、思ったより広く、フラットな流れで、僕らのスタイルには少々合わない様相でした。
昆布漁が終わった今、番屋は片づけられ、番犬クロの姿はありませんでした。道東の重鎮ガイド、望月さんにメ−ルでお尋ねしてみましたところ『引き上げて奥さんの実家(女満別)に居るそうです。でっかくて、おとなしくて、いいやつですよね』 とのお返事。
ええ、、クロ、今キミに会いたい・・・
感傷に浸る僕をよそに、奥様早速ヒット。
根ガカリのような鈍い重さに聞き合わせを入れると、水中に身をくねらせる茶色がかった魚体が目視できます。マスではないことはその大きさと重量感から明らか。
即座に足場を確保し、ドラグを確認し、余分なラインを巻き取ります。その時点でまだ魚をコントロ−ルできていたら、ランディングできる確率は大幅アップ。
一昨日の訪問では鱒一色で、鮭の気配が感じられなかった忠類川。これでは改めて出向く必要もないか、とも考えていたわけですが、夜通し窓を叩く雨の音は、状況好転を予感させてくれました。
最終日、頑張って早起き。午前中だけの釣りになりますが、忠類川を再訪しました。
魚影は濃く、夏に比べ釣り人は少なく、快適な釣り。
この釣りが特に好きというハム。今回は真心こめた特製フライを用意して臨みました。あわよくば鮭を、と期待してのことでしたが?
道東旅行三日目は、知床半島へ。宿をとった中標津からは一時間半ほどの距離になります。
お盆に訪れた時には盛夏の瑞々しさで溢れていた渓流。それから一月足らずを経た今、橋から見下ろす流れには産卵に戻るマスたちの姿が。
圧倒的量感を誇る、見事な雄鮭。
これぞ、北海道の秋の主役!

'11 秋の道東 - 2
こちらも、ウロコがこぼれるほどにフレッシュな魚。ほんと、良く走ります。
結局釣れるのはカラフトばかり。しかしまだ銀ピカの個体が混じったのには驚かされました。地球温暖化が知床のサイクルを変えつつあるのでしょうか?