クロ、また会うまで、元気でね!



夏の北海道5へ




一匹目をバラして悔しさも味わった後、二匹目の相手を見事拿捕。まさに60の手習いというやつですが、還暦をすぎてなお、何でもやってみようという姿勢こそが天晴れ!
荒天で足元の波が高い状況ではダブルハンドが有利でしょう。しかし好天の穏やかな海を釣るぶんには、シングルハンド、9ftの7番あたりがベストマッチ。

10m強のラインを出し、心して待つ。魚影を認めれば、進行方向先に素早くキャスト。よく見えるほど、よく釣れる釣り。
そろそろ背が張りかける、いい雄の顔。
たまには水面を割ってくれる元気な個体も。
二日目は朝から昼すぎまでの釣り。
西から迫る低気圧はやや遅れた模様、雨の天気予報とは裏腹に、青空ものぞく快適な釣り。
フライフィッシングのイロハを学んだママリン。
続いてルア−フィッシングにも入門させてみました。
フロティングラインの先には0X9ftのテ−パ−リ−ダ−。先端にフロロの2号を1mほど足してティペットとしました。この仕掛けなら、魚を強引にコントロ−ルして早く勝負をつけることができます。

浅瀬にたゆたう立派な羅臼コンブ。カラフトマスは意外に直球勝負な性分のようで、藻に絡むことは少なかったですが。
僕がセルフ撮影に骨を折っているその頃、別動隊は脇の沢でオショロコマ釣り。これでもかと飛び出す美しい魚達に、ママ殿もドライフライの愉悦を体感されたご様子。
水深はおよそ1m。海底は藻が付着した大小の岩で覆われていて一見視覚を迷わせますが、ある区画をじっくりと見つめていれば、時折そこを過ぎる影を発見することは困難ではありません。

夏のフレッシュな群れは食欲(好奇心?)旺盛で、目の前にフライを通すとかなりの確率で喰ってくれます。
『あら・・・?あんたら、また来たん?』
魚を驚かせないよう、ルア−は群れのやや沖目に投げる必要があります。最低15m、できれば20mの飛距離が欲しいところ。

小一時間の実技講習で一連の動作を学んだママ。さっそくフックアップ。
Fishy Trips
'11 夏の北海道 - 4
初めてフライを振る場所が宝石ひしめく
知床の渓であるという僥倖。或いは悲劇。
まるでサクラマスかのような、銀ピカ。僕らに釣られてくれた魚達には、シ−ライス除去無料サ−ビス致します。