この夜は、僕が子供の頃から楽しみにしてやまない夏祭り。漁業の町、庵治町の船の守り神である皇子神社の大祭です。深夜、満潮を迎える海にたくさんの漁船が肩を並べ、そのうえで獅子舞が奉納されます。このうえなく情緒豊かな、瀬戸内の夏の宵。
- 2013 後半へ
7月20日、今度は僕の実家、香川に帰省し、そこからタイラバ船に乗ってみました。お世話になったのはSevenGods、庵治半島の沖合い、小豆島近辺の海域に詳しいゲームボートです。
潮は中潮。風もほどほどに吹き、スムーズにポイントをカバーできました。今回はハム奥様がタイラバ初挑戦。サイズは40cm程度でしたが三枚のタイとヒラメ。僕にもタイやヒラメが釣れて、満足の夏の日となりました。
7月17日、横浜へ。毎度お世話になりますSeakuro、今回はチヌゲーム。前年の挑戦ではやっとのことヒットさせた魚をラインブレイクでロストする、悔しい結果に終っています。
二度目の挑戦となる今回、空はやや曇りがち、また海を荒らす南風が吹くなかでしたが、岡本キャプテンの巧みな操船、そして熱意のおかげで、なんとかキャッチ成功。
この日は小潮。午前10時の干潮からゆっくりと満ちあがってくる動きでした。傾向としては潮が高い時間、岸壁の上部についた貝やカニを食べに魚も上がってくるそうで、正午前後に満潮を迎える潮が好条件。
50cm超の歳無も多い東京湾。まだまだ小物ですが、狙ってとった満足はひとしお。
大型を獲るには掛けてからフックアップ直後の混乱、最初のダッシュの疲労から魚が回復しないうちに、容赦なくプレッシャーをかけ、最初の寄せで一気に取り込むことが重要です。ここで失敗すると、魚は深く潜り頑として動かず、一進一退の持久戦になることも。
初日は3mのウネリが入り、少々釣りづらい時間帯もありましたが、海風のおかげで快適な一日。二日目は波がおさまった一方、気温は36度まで上がり、汗ほとばしる夏日となりました。ともかく両日とも青空に恵まれ、納得の釣りを楽しみました。
僕はフライロッドで小〜中型を数釣り。一方ハム奥様はルアーですが、大型のオスを相手に横綱相撲を楽しんでました。
5月9日
GW明け、釣友たちと広島沖へタイラバ出船。新月の大潮、ノッコミのハシリをうまく捉えたこの日、40-50cmクラスの鯛が繊細な竿を引き絞ってくれました。
朝9時すぎの潮どまり前後に多くのアタリがあった一方、潮が走り始めると釣りにくいポイントもありました。
この日も40-50cm級の鯛が僕らを楽しませてくれました。水温上昇の影響もあってか、引きこみはなかなか。NKJM師、結構のされて嬉しそうですな。
5月26日、二度目のタイラバ出船。さらに季節は進み、日中の暑さは夏を感じさせてくれます。
タイラバ道にかける意気込み十分の釣友Tさん、こりゃ鉛とタングステンの宝石箱や〜!
冬の夜を煌煌と照らす灯り、それに寄る仔イカ、それを狙う捕食魚の気配。護岸の落とす影で時折起こるボイルにフライを打ち込むと良型のシーバスが応えてくれました。この夜はイカを模した小型ルアーへの反応がよく、シーバスに加えて20cm前後のメバルの数釣りも。
この日の僕は計6回のアタリで、真鯛3枚とチダイ1枚。初心者としては上出来の一日でした。
大潮、しかも午後にかけての下げは350cm超とかなりの強さで、60gのヘッドでは底を取るのが難しい局面がありました。もともと潮の動きが複雑かつ速い瀬戸内では、むしろ緩めの潮のほうが終日安定して楽しめる傾向があるようです。
苦労しながらも、僕も初物の鯛。シーズン初期にあたるこの季節は水深50-70m程の比較的深場を探る釣りです。メインラインは0.8号、フロロ4号のリーダーを4m、60gのタイラバで誘うのが標準タックルだそうです。
季節は進んで4月30日、今度は四国への帰省がてら、日和佐の第五八千代丸をチャーターし、太平洋の五目釣りに。夏のシイラ釣りでは何度もお世話になったことのある松本船長、しかしこの季節にお邪魔するのは初めてのこと。
本命だったヒラスズキはサラシが弱く不発だったものの、落とし込みサビキでの深場狙いにはヒラメやカサゴ、ハマチなどが次々に。最も美味かったのはこのマトウダイでした。
3月11日、二度目のナイトゲームに出船。今回はハム奥様と僕の親父、計三名でのファミリー釣行。新月の大潮、21:40の満潮は338cmと、前回よりも大きな潮まわりです。気温は7度。ほぼ凪と言える穏やかな夜、快適な釣り。
前回の釣りの際、シーバスの捕食層は水面直下というよりは1mほど深い印象を得たため、今回は200グレインのシンクチップをつけて臨みました。五秒ほどのカウントダウンとスローリトリーブ。読みはまずまず当たり、シーバス65cm、60cm、メバルも多数キャッチ。
家庭の事情により遠征が難しくなった13年シーズン。遠くが無理なら足元を掘れ、ということで瀬戸内ソルトを中心に、近隣の釣りへの取り組みを深めてみました。オカッパリでのチヌやシーバスについてはJournalの項に記す通りですがそれらとは一味違う、ボートゲームの数々を四季を追いながら綴ってみます。
この年最初の出撃は2月23日、広島ルアーショップFeedのボートで行く、ナイトゲーム。呉の港湾や造船所を巡る、メバル・シーバスの釣りに。気温7度。風やや強く、立春は過ぎたとはいえまだまだ真冬の夜。
7月9日、今年は平年より二週間早い梅雨明けが宣言されました。
7月13-14日、夏を迎える土佐湾のシイラ釣りへ。船は芸西の保丸。室戸岬を焦がす太陽が美しい朝。

'13 四季の船釣り - 前編
真っ青な海の真ん中で展開するパヤオの釣りもいいものですが、近海の釣りにはまた別の魅力があります。千羽海岸と呼ばれる断崖絶壁に沿って船を進め、漁礁のうえを流しながら誘う釣り。僕の親父もハマチを釣って、納得の一日となりました。
軍港としての長い歴史を持つ呉。ここには自衛隊の潜水艦がよく停泊しています。東京湾ではいろんなストラクチャーを釣ったことのある僕らですが、潜水艦のボディに沿ってルアーやフライを引くというのは新鮮な体験です。