海を眺めるぶんには何の変哲もない平和な海の一角。しかしこの区域にコノシロが集まるため、それを狙うランカーシーバスが集結するという図式。
大型のストリーマーを沈めて狙う釣り。セミダブルハンドのロッドをお借りして頑張ってみましたが、残念ながらヒット得られず。ルアーでですが、この一本に慰めて頂きました。
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続いては横浜、毎度Seakuro。こちらではベイブリッジを見上げながらの出船。
秋の大物シーズンたけなわのこの日、小物の数釣りと大物一発勝負、どちらを選ぶ?というキャプテンの問いに、いまさら逡巡する必要はないでしょう。
特に面白かったのは隅田川と荒川を結ぶ運河でのゲーム。屋形船が水門を通過するたびにベイト(主にサッパ)の群れに動きがあり、シーバスの捕食スイッチが一時的にOnになります。10分程でそれが落ち着くころには、そろそろ次の屋形船が通りかかるという寸法。江戸前風情を楽しむには少々忙しい釣りですが、これもなかなか楽しめる経験でした。
加えて、釣りの後にご一緒した南砂町の焼き鳥屋、あれ、ほんま最高でしたよ船長!
陸上の暑さも海上では幾分和らぎ、またそもそもタイにとっては夏の水温上昇も不快材料ではない様子。水深30-40mラインで活発に反応を見せてくれました。最大寸は54cm、満足いくサイズ。
一方この日のハイライトは昼過ぎ、潮どまり直後から発生したヤズナブラ。小型のベイトに付いていた群れで、7cm程のポッパーやペンシルによく反応してくれました。ライトタックルでの青物ゲーム、静のタイラバとは好対照のアクティブな駆け引きに全員満足した夏の日でした。
11月5日、すっかり秋の深まる折、もう一度FeeD号での瀬戸内出船を企画しました。メンバーは今回も奥様と、香川から呼び寄せた親父。
快晴に恵まれたこの日、偏向グラスをかけてのぞきこむ海中にはたくさんの生物の姿が。エギを誘い上げると、数匹、時には数十匹(!)ものイカが追いすがってくる姿!興奮のサイトゲーム!
改めて痛感したのは誘いのテクニックの大切さ。素人の僕らのエギは、追ってはきてもなかなか抱いてくれません。一方、寺田船長の模範演技には、イカたちが我先にと争うように抱きついてくるのです。教えてもらい、見せてもらい、やってみるのですが、ん〜、なかなかそううまいことできん!
青い海の中には何百という数のシイラの群泳。大半は70cm前後のいわゆるペンペンですが、時に超大型の個体が混じるので油断はできません。
と、言いながら油断のあった僕。早朝にルアーでかけた一本は過去最大、1.5m近い大物でしたが、7月の釣りでキズでも入っていたのでしょう、結び替えを面倒がった60lbのリーダーが突進を抑えてくれませんでした。
と、いうことで岩国沖のトップウォーターゲーム、親父もまずまずのチヌを釣って家族円満。青物の姿が見られなかったのは残念でしたが。
9月20日、暑さもさすがに落ち着いてくるこの頃、瀬戸内一帯ではアオリの釣りが盛り上がります。春に生まれたイカの仔が胴長10cm程の『コロッケサイズ』に成長し、ベイトを活発に追うシーズンです。
美味しいこのターゲットを狙う釣り人は当然多く、おかっぱりでのゲームはかなりの競争率。そこでまたまたFeeD号をチャーターし、奥様と僕、再度来広していた親父の三人でお気楽フィッシング。
翌日も快晴の真夏日。過去何度も高知を訪れながら、ついぞ足を向けたことのなかった桂浜を見に行きました。台風接近の際、大波に現れる姿がよくTVに映るスポットですが、この日はこの通り天下泰平。近くにある水族館のアカメ水槽が圧巻!
フライでは今回も、小〜中型ばかりの結果となりました。チャンスはあるのですが、さまざまなサイズが混泳するなかで大型を選別的に釣ることは、特にフライでは難しいと思います。
小さなフライであれば8wtインタミ程度の軽いラインでも投げられますが、大きなフライをキャストするには、またそれを速やかにシイラの泳層まで沈めるためには500グレイン程度の重いラインが必要になります。打ち返しやコントロール精度がある程度犠牲になるのはやむを得ないことです。
8月15日。例年なら知床でカラフトマスの網があがり、束の間我々スポーツフィッシャーが分け前に預かる貴重な日ですが、今年はそうもゆかず。香川の実家にチビを放り込み、高知のシイラに慰めを求めにいきました。今回は手結港の遊漁船飛翔です。
暑熱の盛り、朝日をのんびりと愛でるゆとりなどありません。出船20分、ウケが見えれば即、キャスト!
11月中旬、東京湾、秋のシーバス釣り。今回は湾奥と横浜、ロケーションを替えての豪華二本立て。
まずは17日、Seahorse、内田船長のご案内で東京湾奥のポイントを釣りました。久々のレインボウブリッジの橋脚撃ちに加え、荒川周りのリバーシーバスの釣りも。

'13 四季の船釣り - 後編
8月27日、残暑と呼ぶべきか酷暑と呼ぶべきか、相変わらず暑い日が続きますならばとことん夏にお付き合い、ということでNKJM師、タイラバマスターT師と、またまたFeeD号での出船とあいなりました。
音戸の瀬戸、朝凪のなか、倉橋島南の海域へと駆け抜けるのは爽快な気分。
その点ルアーならば、狙う魚の進行方向を狙い、大型のルアーを撃ち込むことで、ある程度選別的に釣ることができます。手返しがよく、船上という限られた足場からでもキャスト方向に自由度が高いのはスピニングの明らかな強みです。
この日も最大寸はハム奥様の139cm。