朝マズメもそろそろ終わる8時、奥様にヒット!激しい勢いでバッキングを引き出し、とはならず。足元での抵抗しばらく、上がってきたのはやはり、ブラウン。
僕、はっきり理解しました。初恋の思い出とか美化して引きずるんは男だけで、女からはとうに跡形もなく忘れられ、なんだったらサラ地なって新しく雑居ビルとか建ってますから。

ともかく、天候好天して春の陽射し。このあと向かうデュッセルドルフでは暖かな街歩きが楽しめそうです。
日中は暖かくなった浜辺を散歩。昔よく通った南の浜にも当然出かけてみました。水位低く、釣れる気配ないのは承知の上ですが、それ以外の、もっと大切な何かを確かめに。

さすがにここではセピア色の思い出の数々が走馬灯のように脳裏を過ぎり、奥様も地面に突っ伏して慟哭してくれるはず、と思ったのですが 『ああそうそう、こんな感じ〜』

・・・あの、そんだけ、、、っすか?( ;∀;)


42p、この湖にしては若魚ですが、サイズとは異なる大きな価値を噛みしめた瞬間でした。有難う、釣れてくれて有難う!

とか思いよったらハム様、
『やっぱブラウンて引かんよね〜、まあ50ぐらいはないと、このサイズでは、まあね〜』

・・・女性ってホント手厳しい(-_-;)
奥様と共に再訪を果たしたことで、僕とこの魔性の湖との関係にも、やっと一つの区切りがつけられたように思います。男女精神構造の違いまで学ばせてくれたこのフィ−ルド、決して忘れることはないでしょう。

そしていつか再び訪れることがあれば、、、
いや、もうオレもそろそろ、前向いて歩いていくとするかな、、、



4月5-7日

気温 7〜16c
水温 9c
忠犬 0ヒット0フィッシュ
ハム 1ヒット1フィッシュ

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若干の拍子抜け感を抱えながらも、想い出スポットチェックはまだ続きます。街の釣り具屋も相変わらず健在で一安心。
石積み堤防にみつけた白鳥の卵。大きい!
強風の初日は何事もなく過ぎ、翌早朝。

ここはチビ様にゆっくり寝てもらい、僕と奥さんだけでの出撃としました。幸い北風は幾分収まり、少なくとも北岸の堤防では穏やかな釣りができそうです。
ということでいよいよ釣り開始。奥さんにやってもらう一方、僕はチビのお供。チャレンジ精神は立派なんですけどね。
とりあえず散歩。相変わらず風強い。
今回大きな違いは、チビ様同伴であるということ。4歳半にもなると全くじっとしていません。すべてのものを触りたがるし、自分も運転させてくれ、釣りさせてくれと強烈自己主張・・・

ただでさえ辛く厳しい時間が支配する魔性の湖、幼児同伴でなんとかなる、の?
お宿は言わずとしれたWapen van Marion。この日のために、上階角部屋中庭側の部屋を予約してあるあたり、僕の段取りに抜け漏れはありません。

あの頃と何ひとつ変わらぬその景色、奥さんもさすがにここでは感極まって、と思うのですが、ふむ、、、女性って10年前の思い出噛みしめるより今日の掃除状況と水回りの確認を優先するものなんですかね・・・

浜で見つけたカレイの干物に興味深々。

海水パイプラインの開通後、海の魚や生物が入ってきて湖の様子も様変わりしているそうですが、これ、結構うまそうなカレイやな!
モスクワからデュッセルドルフまでは3時間のフライト。そこからはレンタカ−で、過去毎週末のように通った忌まわしくも懐かしいその道を、Lake Oへ。

EuroPortの無骨な建造物群が見えてくると僕などは・・・目頭が熱くなるのを禁じ得ないのですが、、、あら、女性って意外とドライアイなんですかね・・・
第47回目釣行

2016年5月、十年ごしの再訪を果たした僕。その後家族もモスクワに移り住み、新しい年を迎えました。
翌17年、4月のロシアはまだ雪と氷の世界。しかしヨ−ロッパまで飛べばそろそろ早い春を楽しめる頃。
ハム奥様にとっては実に11年半ぶりとなるLake O、いよいよその時が来たようです!
釣行記録 '17 春