55p、Maxサイズの個体。
昆虫食の魚ゆえ、釣り方、狙い方にもそれを意識した工夫が必要です。何よりの目印は高い木。枝が大きく張り出し、水面に濃い影を落としているところ、その奥の奥にフライを打ち込み、トゥィッチを加えて誘います。NZの鱒釣りに似た楽しさがあります。
完全魚食性のドラドと異なり、この魚の主食は昆虫です。よってストリ−マや大型フライにヒットすることはまずなく、この魚を釣るにはマドラ−ミノ−や、昆虫を模したフライを使う必要があります。
フライが小型ゆえ、タックルも6番、或いは5番で良いとするネット記事もありますが、40p前後の良型が狙える場所ではドラドと同じタックル、7番か8番でも過剰に感じることはありません。その高さのあるボディはドラドに比べても遜色ないパワ−をもっており、下手に加減したタックルでは難儀必至です。
ピラピタ。こちらもカワイイ名前をしていますが、実のところなかなかのファイタ−。地元にはこれを専門に狙う釣り人もいるそうです。
パラナ川上流域からブラジルにかけて分布するこの魚は一見ドラドに似た体色、尾にかけての模様を持っていますが全くの別種。頂点補足者であるドラドの見た目を真似ることでピラニア等の捕食者から身を守っているとする説もあります。
釣り味を楽しんだあとは、食べるほうのお味も。ガイドの勧めで一匹キ−プし、炭火焼きにしてもらいました。
塩をまぶして焼いただけなのに、その肉にはなんともいえないウマミ、例えが悪いですが味の素のようなと言えば近いでしょうか、アミノ酸的なウマミ成分がたっぷり含まれていて、僕はもう夢中で食べてしまいまいた。
ちなみにドラドはサ−モンに似た味で現地では人気の食用魚ですが、せいぜいカラフトマスのレベル。目を見張るほどではありません。食べるなら、間違いなくピラピタです!
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