最後は、Augusto王子のペットのサポ(かえる)。夜になると灯りの下に出てきて虫を食べるのですが、その食べっぷりの見事なこと。腹八分目など意識する様子は微塵もありません。15cmもあろうかという巨体だけに片っ端から平らげていきます。実にかわいいやつですが、テ−ブルの下でこいつも食事してたりしますから、Vida
Salvaje、ワイルドライフ、気が抜けません。
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そして水辺の王者、Yacare(ジャカレ)。晴れた日には川辺の堤の上で気持ちよさそうにこうら干し。起こさないようにそおっ・・ と舟を寄せると、ほんの2、3m前まで接近できることも。
大きさは平均2m。主食は魚。人間を襲うことはまずない、おとなしいワニだそうです。(とはいっても立派な体をくねらせて泳ぐ姿を目の前で見てしまうと、ウェ−ディングの足も鈍ります。)
泳ぎといえば、水豚とも呼ばれるCapybara。ひなたぼっこしている姿はおっとりしていますが、危険を感じると慌てて水に飛び込みスイスイ泳ぎます。
慌てたカピバラが岸際を走る僕らの舟にあやうく飛び込みそうになったことがありました。これには驚かされました!
宿の庭をなんとなく孔雀が歩いていたりしますから気が抜けません。
カワイイこちらは湿原に住む珍しい鹿。
親は狩られてしまったのか、それともはぐれてしまったのか、ひとりでいるところをガウチョが保護し、ミルクを飲ませて育てているところだそうです。
広大な農園での牛の管理、そこで活躍するのがGaucho、カウボ−イ。馬上から投げ縄を操る技は西部劇に見るとおり。牧場を三つの区画に仕切り、牛達を2週間おきに移動させるのが仕事。
行く手に川があればどうするかって?泳ぐのです。馬の背に乗って一緒に水をかきながら泳ぎ渡るのです。間近に見るカウボ−イに僕などは興奮してしまいますが彼らは淡々としたもの。それが彼らの日常です。
食料を完全に自給する数少ない国アルゼンチン。さらには輸出の8割もが農畜産物で占められているというから国土の規模と肥沃さは大変なものです。そしてその輸出品目、堂々大一位が肉。この国を代表する国民的動物(?)は牛以外にないでしょう。
今日でも地主の富は所有する牛の数で評価されるとのこと。一頭あたりのお値段を尋ねてみますと、US$300位とのことでした。