エレヴァンの中心、共和国広場に建つ国立美術館。
アルメニアは隣国グルジア同様、ワイン醸造が盛ん。しかしこの国ならではの特産品はアルメニアンコニャック。

正式定義ではフランス以外で作られたブランデ−にコニャックを称することは認められないのですが、ここYerevan Brandy Companyで醸造されるAraratだけはその優れた味わいから特別に認められているのだそうです。
晩秋の訪問となった我々、釣りはできませんでしたが、修道院巡りの道中には魅力的な川を見かけることもありました。グルジアと同様、ここにもブラウントラウトが泳いでいるのかもしれません。





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街の北の展望台から見下ろす首都イェレヴァン。グルジアの首都トビリシよりは随分近代的で風情には欠けますが、一日散策するには丁度いい規模の街です。
道中立ち寄ったレストラン、調理場をのぞかせてもらうと石窯で焼き上げられたばかりのパン。もっちりして美味かった!(食堂周辺の野良猫達もワシワシ食べてました)
山岳地帯をさらに奥へ進み、Tatev修道院を訪問しました。そこのアトラクションのひとつとなっているのが全長5.7q、世界最長のロ−プウェイ。澄み渡った秋空に極上の空中散歩。
国教とされるアルメニア正教はカトリックやロシア正教とも異なる独自の教義を擁し、その境界建築には原始的な神秘性が漂います。

総本山であるエチミアジンの大聖堂では、十字架にかけられたキリストを貫いたというロンギヌスの槍(とされるもの。世界に複数あるうちの一つ)を見ることができます。ちょっと想像とは違うカタチでしたが。

凝灰岩に彫り込まれたアルメニア正教の十字架。
首都エレヴァンから東へ二時間ほど走ったところ、険しい渓谷の中にNoravank修道院があります。装飾の多いロシアの教会建築に比べるとその石造りの外観はきわめて素朴ですが、取り巻く荒涼とした景観をあいまって、格別の世界観を感じさせてくれます。
コ−カサスの南麓、トルコとの国境に位置するアルメニア。国土面積は小さいながらその歴史は古く、西洋史に記された最も古い国のひとつです。ノアの箱舟が漂着したとされるアララト山はアルメニアの誇りであり、心の拠り所となっています。

収穫を終えた晩秋の葡萄畑。丘の上に見えるのはKhorVirapの修道院。
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Armenia