釣りについてはパッとしなかった今回の旅行ですが、ラフティングや離島訪問など、カレリアの自然に遊ぶ『家族サ−ビス』としては及第点。またモスクワからムルマンスクに至る長い距離を、列車乗り継いで体感できた事も良い経験となりました。

モスクワへの戻りは空路ひとっとび。
飛べば僅かに1時間半なんですけどね〜!




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一夜明けて三日目、全く役に立たんイゴ−ル爺はクビにして、自分達だけ出船。
三泊四日の島での滞在を終え、オレネゴルスクの町へ。そこから再度、鉄道に乗ってムルマンスクへと向かいました。
穏やかな夕暮れ。この日も夕食前の一時、浜のライズに楽しませてもらいました。
ロシア流パンケ−キ。
質素ながら食事も楽しめました。
フィ−ルドの知識なしに湖を釣るのは簡単ではありません。この日釣れたのはパ−チとブラウントラウト、いずれも20cm前後の小物だけでしたが、自分達だけで気ままに過ごす時間は楽しいものでした。
恐るべきロシア人のマイペ−ス、、、北方領土返還交渉なんてやるだけ無駄・・・

ともかく、居ても役に立たないのみならず邪魔にしかならないガイド(というか単なる先行者)消えてくれたほうがあらゆる意味でマシ。オッサンが投げ散らかした後の瀬ながら、ハム奥様に一応釣ってもらいます。

前日の川より流れは強く、トラウトには好条件に見えるのですが、反応得られず。
あとはガイドのIgor爺、しっかり頼むで!

この日は初日より遠出して、湖南端に注ぐ最大の流入河川を釣ってみることに。インレット周辺は遠浅の砂地で、そこでは釣りにならない様子。船を停め、かなりの距離を上流に向けて歩く必要があるとのこと。
涼やかな朝、まずは湖岸でラジオ体操。
Fishy Trips
Karelia in August '16 - 3
水深は50cmから腰あたりまで。しかし川底の石は滑り易く、かなり気をつかったウェ−ディングを強いられます。イゴ−ル爺が背後からルア−ぶちこんできてたらとても釣りなんてできてません!

釣れそうな気配はあるのですが、ライズのない状況でドライフライでは望み薄。ストリ−マ−のダウンクロスで丁寧に探ってみました。

結果、なんとか釣れた納得サイズのブラウン。大物ではありませんが、北極圏の僻地に暮らす野生の一本と出会えたことには価値があります。やれやれ、そこに至る道のりを釣りと呼ぶなら、偉大な釣りやらかしましたよ今回は。
とまあそれはいいのですがイゴ−ル爺、我々置いてさっさと先に消えてしまうという天真爛漫ぶり。チビ肩車して30分、大汗かいた僕がやっと川辺に着くと、オッサン当然のようにルア−投げまくってますやんオイ!

と、『お、来た来た。ポイントココ』て頭大丈夫か!?マザ−テレサに並ぶ慈愛で知られる僕もいい加減頭に来たのでドヤシあげてやりましたよ 『イゴ−ル、お前それでもプロか?ふざけんな!仕事したいんか釣りしたいんか?釣りしたいんだったらもうええわ、一人で向ういって勝手にせえ!』 すると、Igor爺、目をパチクリさせて 『分かった・・・』 

て、反省したんか思うたらオイ!自分の竿持ってまさか、ほんまにテクテク釣り行きよった・・・ (゚Д゚;)