オプショナルツア−も満喫。さあてそろそろクルマも修理完了、、、してないやんけオイ!
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なんて思ってたらこんな写真も。この前夜にも二頭のクマが村の真ん中、レ−ニン通りを闊歩していったとのこと( ゚Д゚)
各員索敵怠るな!
左舷何してる!弾幕薄いぞ!!
修理(客が来る前に済ましといてよ!)を待つ間、Amderma村の観光ツア−!
見どころは村を一望にできる朽ちた桟橋(足元注意)と北極海から荒波寄せるうらさびれた浜(シロクマ注意)。
人を恐れるヒグマと異なり、シロクマは非常に攻撃性が強い動物。特に食糧が少ない夏の間は、人即食べ物と認識するのだとか。ライフル装填も余念ないAndrey。『常に全周囲に気を配れ。丘のほうだけでなく、海から接近してくることもあるからな!』ってまたまた、そんな大袈裟な〜?
6月に解氷し、10月にはまた結氷する極北の海。まさに地の涯、北極点までは2,400q。
小さな村落に離着陸を繰り返しながらフライト4時間、爆音に耳も麻痺してきたころ、Amdermaへ到着。
ここでツア−オペレ−タ、Arctic TourのAndreyと合流。入域許可証申請手続きのためモスクワで一度会って以来、8か月ぶりの再会です。
ではいざ釣り場へ、と思ったら『しばし待て』とAndrey。『ただ今クルマ鋭意修理中』って言うけど、クルマって、コレかよ( ゚Д゚)!?
ソビエト臭むんむんのこのクルマ、恐る恐る客室(荷台)を覗きこんでみますと(ポインタ−を当ててご覧下さい)、セレブ妻なら卒倒、Amderma離婚は確実か。
伺うところ、奥様会の方々は皆、連休の度にイタリアやフランスへ観光、グルメ、ショッピング、、、セレブライフを楽しんでいるご様子。いや、それを否定するつもりはないのです。ただなぜか不思議と、釣り場近くにセレブネタが乏しいだけなんです。
こうしちゃおれん、せめてこの町NaryanMarを観光せねば!第二次大戦中の雪原、軍事物資運んで疾走したトナカイ部隊。どうだベネツィアにこんなインスタ映えするモニュメントはないだろう!?
空から見ても異様な印象を受けましたが、
この村のサビれかたと言ったら・・・
冷戦時代には重要な北の守りとして多くの兵士が駐留、軍を中心に6千人が暮らす街が形成されていたそうですが、ソビエト崩壊、北方さらに100qの島へ基地が移転して以来人口は急速に減少。今では朽ち果てた家屋に身を隠すように、僅かに200名が暮らす限界集落。最果ての地Amderma、下段地図にご確認ください。
爆音たてて回り始めるロ−タ−。地鳴りのような振動が高周波音に変わった瞬間、機体はゆらゆら地面を離れ、ゆっくり高度をとりはじめました。
ロシア人数名のほか、多くは生活物資を抱えたネネッツ民族の方々。滑走路を確保しにくい北極圏の湿原に暮らす彼らにとって、ヘリは日常の交通手段なのでしょう、右は空港に貼られていた絵画展の一枚。こうしてみるとこの不安な鋼鉄の塊もほのぼのして見えてくるから不思議です。
フライト待ちで一泊。今回の釣行にはブラッセルからハマちゃん(釣り変態度A+)が参加。いや、今回リスク高い企画なんで僕は誠意持ってお止めしたんですけどね、聞かんのですよ(-_-;)
町一番のレストラン、Timanは野生臭ムンムン。壁にはヒグマの剥製、メニュ−にもクマ、クジラ、トナカイといったヒトクセある動物の名がズラリ。どうだパリにこんなジビエなレストランはないだろう!?
寒っ!!
モスクワから北北東へ3時間、降り立ったナリヤンマルは8月半ばというのに冷たい北風。
普通の駐在員なら地中海あたりにバカンスに出かけるであろう盆休み、我が家は毎度の逆張り戦略。今回のお題はロシア北極圏キャンプ釣行、大丈夫か我が家?
Arctic in Aug '18 - 1
空に浮かんだ鉄の船は進路を北東に飛行を始めました。眼下に広がる果てしない湿原、時折見える天然ガスのパイプラインが唯一の人工物です。
一見平和に見えるこの地域、実はロシア空軍基地に近いことから民間機の飛行も軍の統制下にあります。特に我々外国人の入域に関しては3か月がかりの申請作業。なんとも面倒な世の中です。
翌朝再度空港へ。ここから先はヘリコプタ−での移動。とはいえ一機丸々チャ−タ−する費用(片道約25万円)が捻出できない僕ら、現地の皆さんとの相乗りフライト。
それはいいんですが皆さん大荷物。写真にポインタ−を当ててご覧下さい。こんなんで飛べるんか!?