この無駄元気、全く誰に似たんだか (-_-;)
到着した釣り場はヴァダパ−ト、『滝』と呼ばれるポイント。滝そのものはさしたる規模ではないものの、ここから上は川幅狭く、水深浅いザラ瀬が続くため、実質ここが魚止めになっているとのこと。深い淵には魚の気配十分、まずはハム奥様に一番槍を。
翌朝、青空がのぞき、涼やかな風は6℃。この感じなら日中は10℃あたりの、過ごしやすい日になりそうです。今日こそは我々も、本命の一本を捕ってやりたいところ!
ことグレイリングに関しては、ここは楽園。滝壺から散る白泡のバブルライン、流化昆虫を待って定位する影は無数。いや、無数は誇張としても、目を凝らすと常に数匹のゆらめく姿が捉えられます。大き目、#10のエルクヘアカディスやフォ−ムアントを打ち込むと、なんとまあ素直にライズしてくれることよ!まだ自分でアワセはできませんが、魚との綱引きを楽しんでみいちゃんもご機嫌!
そうそう、この辺でお風呂のご紹介を。
当然湯船などないキャンプライフですが、そこは流石ロシア。バ−ニャ、つまりサウナ風呂があるんです。ビニ−ル製のテントに薪スト−ブを組み合わせただけのシンプルなものですが、容積が小さいぶん温まるのは早く、しっかり熱気を閉じ込めるスグレモノ。写真にポインタ−を当てて中の様子をご覧下さい。これでしっかり汗をかいたら、水温9度の川へダイブ!うひょ〜〜、サイコ−−(^O^)/
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お、、、おお、そこ、そう。
・・・よう判っとるやんか (^_^;)
相談の結果、この日も上流域へ。崖を登り降りせねばならない上流域は一旦雨が降り始めると危険でアクセスが困難。好天に恵まれているうちに釣っておけ、というアドバイス。
片道3qの往復に加え急坂150mの登り降り、僕らオトナはいいとして5歳のチビには少々、、、と思いよったら両親置いてDimaと二人、さっさと先頭行きよるやんオイちょっと待てよ!
ハマちゃん、そしてハム奥様が本懐を遂げた今、僕ももはや遠慮は無用!あの、そろそろ本気だしちゃってもいいっすか?
イカニモな大場所、1匹釣れたら30匹、かと思いきや、一向に釣れねえ(。-_-。) フライとっかえひっかえ、シンクティップ二本継ぎ、あらゆる試み繰り返すも、釣れてくるのはGraylingばかり。そんなはずねえだろ!しまいには滝壺まで忍び寄り直接爆撃の荒技も完全シカト、、、(T_T)
Arctic in Aug '18 - 4
開始間もなく、シンクティップで沈めたシュリンプに重量感あるアタリ。これは、今度こそは!?
急深の足元、澄んだ水の底で身をよじらせて抵抗する姿は、ArcticChar!一気にテンションMax、貴重な一本ゆえのプレッシャ−に打ち克ち、見事本命魚を拿捕!よくやった、おめでとう!
今日のポイントは前日釣った淵、地図10、11番を超え、上流キャニオン区間の最奥、12、13番。
眼下に広がる景観は壮大の極み。地の果てに人知れず広がる、険しくも美しき世界、、、と感慨に浸っとる親父置いてサッサと降りていきよるやんオイちょっと待てよ!
グレイリングのドライフライが止められなくなってきたハマちゃん。『月刊グレイリング』創刊に漕ぎつけた暁には初代編集長を是非。
キャンプへ戻る僕らの前を、数百頭のトナカイが横切っていきました。例のご近所さんが家族管理する二千頭のうちの一部でしょう。