そんな感じでなんとかやりきったVarzuga秋の陣。釣果はイマイチでしたが、凍えるほどの寒さではなく、この川の違う季節、違う色合いを見れたことを収穫とし、まずまず成功の短期遠征であったとします。
さて来た道を8時間。さあ帰るぞ、と途端にどうして晴れてくるかな〜 (-_-;)
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そのころのみいちゃん。
霧雨をさけ、テントの中で創作活動中。
そうそう、孤独の中で芸術は産まれる、らしいよ。
今回も、終わってみれば活躍したのは結局大型で派手なチュ−ブフライ。せっかくアトランティックを狙うときくらい、それらしいフライで釣ってやりたいのですが、なんでしょうね、この釈然としないアラスカ感は。
水量や気温が影響する釣り。あらゆる状況に対応できるフライやシンクティップ、それを投げられるタックルを用意していくことが肝要。結果大荷物。
寒い釣りを終え、サウナで温まったあとに食べるロッジの夕食は間違いなく贅沢。今回も僕の好物、エルクの煮込みシチュ−を用意してくれました。これね、ほんと最高っす、もうミシュラン2☆あげちゃいます!
さて釣りに集中。
なにせ今回は水曜から日曜までの短日程。
釣りのできる日は3日しかありません。
ま、悪くなかったですけどね、終わってみれば。北米のように自由に、あちこち川を釣り歩けるなら話は別です。一か月あっても飽きません。しかし川はこの一本、区間はココからアソコまで、となると、集中長つづきせんのです僕。
僕らの滞在した僅かな間にも、みるみる深まる極北の秋。最終日の気温は氷点下2度まで下がり、一面に霜が粉砂糖のように降りていました。
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今回はガススト−ブを持ち込みましたもので、お昼はカップラ−メン、おやつにはホットコ−ヒ−を楽しむ贅沢も。まあ何をもって贅沢と呼ぶか次第ですが。
その結果がひとつの答えを導いたか、それまでと違う重量感のある手ごたえ。ただ、直後に期待する疾走と跳躍はなく、川底に張り付いてゴンゴンと首を振る鈍重なファイト。
キャッチしてみてなるほど、夏に遡上した居つきの魚でした。
たまに応えてくれるSeaTrout。
おそらくもう二週間もすれば、より多きな群れが遡上を始めるのでしょう。Kola半島北部、北極海に面した川には晩秋のSeaTrout釣りで人気のフィ−ルドも多くあります。
ただね、、、若干不満なサイズなんですよ、ロシアのシ−トラ。50平均たまには60、位になれば専門に行ってみる意欲も湧くんですが、皆40前後ではちょっと、ねえ?
AnatolyLodgeで絶賛販売中、幼児Tシャツの絵。好きだなあこのロシア民話感。
Varzuga in Sept '17 - 2
直後にも、同じパタ−ンでもう一本、64cmを追加。一応本命魚を釣ったものの、闘志あふれる銀ピカのAutumnFishを捕る目標は結局叶いませんでした。
Anatolyの話ではおそらくあと一週間後、あるいは禁漁直前となる10月第二週がベストとのこと。ただねえ、その頃ってもう本気で寒いんですよ、氷点下。弊社の年次有給の〆タイミングとも合致しませんし (-_-;)
最終日三日目は、幾分水位が下がった気配。ほんの5p程の違いでも、ウェ−ディングできる範囲はかなり変わってきます。
この日はそれまで攻めきれていなかった流芯の早瀬ににじりより、シンクティップと大きいフライで攻めてみました。