この川で釣ったのは確か初めてか?
割と速い流れのなかから、まさかのパイクが喰ってきました。
フライは前回出番がなかった、小型軽量のものを一軍登録。#8のシングルフックに巻いた黒赤、黒緑系をメインに、加えて小型のチュ−ブフライでロ−テ−ションを組みました。
サ−モンに加え予想外な珍客まで。
かつてない好調な滑り出しをみた初日。
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僕らが通う一般庶民ビ−ト、流れは直線的で正直ポイントは少ないのですが、とにかく入漁料が格安なのが魅力。しかしここにもじわじわと物価上昇の影響か、以前1,600ル−ブルだった日券も、今年は2,500ル−ブル(約四千円)にまで値上がり。ま、外国人向けロッジより圧倒的に安いのは確か。
40p弱、この川にしては珍しい良型のグレイリング。
今回持ち込んだのは14ft8番、12ft7番、11ft7番の三本。増水のなか沈める釣りを強いられた前回と異なり、今回はフロ−ティングに若干のシンクティップのライトリグで、快適に楽しめそうです。
前回に続き、ブラッセルから参加のハマちゃん、そしてお宿は当然、Anatolyロッジ。二年振りの再会は嬉しいものです。
ほどなくして、一回り大きい二本目。
これもシ−ライスのついた美しい魚体。
午前中、メインの釣り場となる中洲の周りをひととおり試し釣り。ヒットは無かったものの、どうやら右岸側の分流のほうが今の状況では釣りやすそうです。
目星もたったところでまずは昼飯。ハマちゃんの案で今回はガスコンロ持ち込み。河原で食べるラ−メン、そしてビ−ルのうまいことよ!
Varzuga左岸の静かな集落。
この感じ、好きなんだわ〜!
三年の予定で赴任したモスクワ、一年延長して四度目の夏。ロシアの釣りの中心に据えたコラ半島のサ−モン釣りも四度目の挑戦となりました。
暑すぎた2016年、寒すぎた2017年、厳しい条件に翻弄されるのがお約束の極北遠征でしたがそれも今回で最後。どうにでもなれという諦め、否、明鏡止水の境地を得た僕を、今回に限ってはどうしたことか穏やかな青空が迎えてくれました。
Varzuga in June '19 - 1
午後の部、右岸上流部を探っていた僕に一本目。Varzugaの平均サイズですが、海から入ってまもない白銀のボディは美しく午後の太陽に眩し。
一夜明けて、釣り初日。川はこの時期、6月頭としてのいわゆる『平水』。記憶にまだ鮮明な二年前の大増水時と比べると、なんと穏やかな光景でしょうか・・・